カーラッピングの耐用年数は一律ではない?

カーラッピング,イメージ

カーラッピングは塗装ではなく、特殊フィルムをラッピングして車体の外観を変える方法です。
塗装とは異なる施工になるため、価格・表現力に加えて耐用年数も変わってきます。
ここでは、カーラッピングの耐用年数の目安について説明していきます。

塗装より寿命は短くなります

車イメージ

車のボディの塗り替えをする人はそれほどいません。
もともと塗装は長持ちする設計になっており、保管する場所にもよりますが、10年以上は大丈夫です。
長く乗り続けると紫外線の影響で色がくすんできますが、多少くすんだ程度で塗り替えを考える人は少数派です。
これに対してカーラッピングは、塗装より耐用年数は短くなっています。
カーラッピングの種類にもよりますが、概ね3~5年くらいです。
メーカーや施工業者が設定している保証期間を見ると目安がわかります。
3年と記載されていれば、3年くらいは美観を維持できるということです。

耐用年数は絶対値ではありません

メーカーが3年間の保証期間を設定していても、必ずしも寿命が3年とは限りません。
住宅を例にしても、どのような立地に建てられているかによって耐用年数は変わってくるのです。
車においては車庫に保管して紫外線・雨風の影響を受けない状態にしておくのと、屋外の駐車場に駐車しておくのとでは、当然ながら耐用年数は変わります。
そのため、メーカーや施工業者が提示する耐用年数は、あくまでも目安と考えてください。
屋内の車庫に保管している状態であれば耐用年数より長持ちすることが多く、逆に紫外線を強く浴びるような場所に駐車している状態では耐用年数を下回ることがあります。

カーラッピングの耐用年数を延ばすには?

メンテナンスイメージ

なるべく外的刺激を避けることが重要です。
屋外の駐車場を使用している場合は、耐用年数が2年ほどになることがあります。
車の保管環境によって、耐用年数に2倍以上の開きが生じるケースは普通にあります。
車庫に保管するのがベストですが、それが難しい場合はカーポートを設置するのがおすすめです。
カーポートだけで紫外線を100%ブロックすることはできませんが、ある程度ブロックできるのでカーラッピングへのダメージは軽減できます。
カーポートを設置できない状況であれば、ボディカバーをかぶせる方法が良いでしょう。
ボディカバーは紫外線に加えて雨風、鳥のフンなどからも愛車を守ってくれます。

車の使用頻度と耐用年数

車に毎日乗る人とほとんど乗らない人では車体の傷み方が変わってきます。
これはカーラッピングにも言えることで、頻繁に乗る場合は耐用年数が短くなるのです。
走行している最中にも車は紫外線や雨風、飛んでくる小石などによりダメージを受けています。
そうした理由から趣味で乗っている車よりも、営業車両のほうが耐用年数が短くなる傾向が強いです。
少しでも耐用年数を延ばすためには、駐車する場所にこだわるようにしましょう。
なるべく直射日光や雨風を受けにくい場所を選んで駐車するだけでも、カーラッピングへのダメージを軽減できます。

カーラッピングに悪い意外なもの

雨イメージ

不安定な天候はカーラッピングに悪影響を与えます。
たとえば、日中は高温まで上がり、夜間は低温になるという状況は好ましくありません。
フィルムは柔軟性に富んだ性質があり、温度差によって伸縮性が異なるのです。
ゴムを例にすると、何度も引っ張っていると、途中で切れてしまうことがあるでしょう。
高温・低温の環境によりフィルムが伸びたり縮んだりする状況では、カーラッピングの寿命を短くしてしまいます。
洗車もカーラッピングにダメージを与える要因です。
布でボディの乾拭きをしたら、ボディが傷付いたという話はよく聞くでしょう。
洗車ブラシはボディを傷付けにくい設計になっていますが、それでもノーダメージではありません。
特に洗車場の機械でゴシゴシと擦るような状況では、ダメージが大きくなりやすいです。

施工業者の技術力と耐用年数

施工業者イメージ

カーラッピングの施工には専門技術とスキルが必要です。
当然ながらベテランが施工すれば仕上がりがきれいですし、耐久性を引き出せます。
逆に粗末な施工をしてしまうと、仕上がりと耐久性はもちろん耐用年数にも影響が出てしまいます。
カーラッピング業者を探す時は、安さだけで選ぶのではなく技術力も含めた総合力で判断してください。
施工業者の中にはカーラッピングに適していないフィルムを使用しているところもあります。
コスト削減をするのが目的ですが、当然ながら見栄えは悪くなりますし、耐用年数も短くなります。
業者選びでは技術力に加えて、信頼に値する業者か見極めることも大切です。

まとめ

カーラッピングの耐用年数は塗装よりも短いです。
耐用年数は車をどのように保管するか、車の運転頻度・時間はどのくらいかなどで左右します。
扱い方によって耐用年数は変わり、メーカー・施工業者が保証する期間より長くなったり短くなったりするのです。
後は腕の良い施工業者を選んで作業をしてもらうことがポイントです。

以上、カーラッピングの耐用年数についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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