トラックのブレーキランプの確認方法について詳しく解説します。
安全運転のためにも、定期的にブレーキランプの状態をチェックすることが重要です。
以下の手順に従って、安全に点検を行ってください。
目次
トラックのブレーキランプの確認方法
ブレーキランプのチェック方法は、大きく分けて 「一人で確認する方法」 と 「二人で確認する方法」 の2つがあります。
二人で確認する方法(推奨)
準備するもの:
- もう一人の協力者
- 懐中電灯(夜間や暗い場所での確認用)
手順:
- トラックを安全な場所に停車
- エンジンを始動させ、ギアを「P(パーキング)」または「N(ニュートラル)」に入れる。
- サイドブレーキ(パーキングブレーキ)をしっかりかける。
- 協力者に後方に立ってもらう
- 協力者はトラックの後ろに立ち、ブレーキランプの点灯状況を確認。
- ブレーキを踏む
- 運転者はブレーキペダルを踏み込み、協力者に点灯の有無を確認してもらう。
- 異常の有無をチェック
- 正常な場合:ブレーキペダルを踏むと、ブレーキランプが明るく点灯する。
- 異常な場合:
- 片方のランプが点灯しない → バルブ切れの可能性あり
- 両方とも点灯しない → ヒューズ切れや配線トラブルの可能性あり
- ブレーキを離してもランプがつきっぱなし → ブレーキスイッチの故障の可能性あり
一人で確認する方法
もし協力者がいない場合でも、以下の方法でブレーキランプを確認できます。
① 反射するものを使う
手順:
- トラックを壁やガラスの近くに停める
- ブレーキランプが反射するように、壁やシャッター、ガラスの近くに駐車する。
- 夜間や暗い場所だと確認しやすい。
- ブレーキを踏み、反射光を確認
- 運転席からミラー越しにブレーキランプの反射をチェック。
② スマホやカメラを活用する
手順:
- スマホを三脚などに固定する
- スマホのカメラを録画モードにして、後方を撮影できるようにセットする。
- 録画を開始し、ブレーキを踏む
- ブレーキペダルを踏み込んで数秒間保持する。
- 録画を確認
- 映像を再生し、ブレーキランプが正常に点灯しているか確認する。
③ 長い棒や重りを使う
手順:
- 長い棒や木片を用意する
- ブレーキペダルを押せる長さの棒を用意する。
- ペダルを押し込む
- 棒の一端をブレーキペダルに当て、もう一端を運転席のシートやダッシュボードに押し付ける。
- 後方に回り、ランプの点灯を確認する
- 確認後、ブレーキペダルから棒を外す。
ブレーキランプが点灯しない場合の原因と対処方法
ブレーキランプが点灯しない場合は、以下の点をチェックしましょう。
バルブ切れ
- 原因:ブレーキランプの電球が寿命で切れている可能性あり。
- 対処:
- 電球を交換する。(トラックのマニュアルを参照)
- 交換方法はソケットを回して古い電球を外し、新しい電球に差し替える。
ヒューズ切れ
- 原因:ヒューズが切れて電流が流れなくなっている。
- 対処:
- ヒューズボックスを開け、「STOP LAMP」または「BRAKE LIGHT」のヒューズを確認。
- 切れている場合は、同じアンペア数のヒューズに交換。
ブレーキスイッチの故障
- 原因:ブレーキペダルに連動するスイッチが故障し、電気が流れなくなっている。
- 対処:
- ブレーキスイッチ(ペダル付近にある)を確認し、配線が外れていないかチェック。
- 交換が必要な場合は、整備工場に相談。
配線トラブル
- 原因:配線が断線、ショート、接触不良を起こしている。
- 対処:
- トラックの配線を点検し、破損や断線がないか確認。
- 修理が難しい場合はプロに依頼。
まとめ
トラックのブレーキランプは安全運転に不可欠な部品です。
定期的な点検を心がけ、異常が見つかった場合はすぐに対応しましょう。
- 確認方法:
- 二人で確認するのがベスト。
- 一人で行う場合は、反射を利用する・スマホを使う・棒を活用する。
- 異常の原因と対処法:
- バルブ切れ → 電球交換
- ヒューズ切れ → ヒューズ交換
- ブレーキスイッチ故障 → 配線チェックまたは交換
- 配線トラブル → プロに相談
万が一の事故を防ぐためにも、ブレーキランプの点検はしっかり行いましょう。
以上、トラックのブレーキランプの確認方法についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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