トラックの燃料タンクは、長期間使用すると酸化や汚れが蓄積し、くすんでしまいます。
燃料タンクを磨いてピカピカにすることで、見た目を美しく保つだけでなく、腐食を防ぐ効果もあります。
目次
燃料タンクの材質を確認
トラックの燃料タンクの主な材質は以下の2つです。
- アルミ製タンク
- 軽量で錆びにくいが、表面が酸化してくすみやすい。
- 磨くことで鏡面のように仕上げられる。
- ステンレス製タンク
- 錆びにくく、比較的光沢が長持ちする。
- 仕上がりが美しくなるが、アルミほど磨き込む必要はない。
タンクの材質によって適した磨き方が異なるため、最初に確認することが重要です。
必要な道具と材料
基本的な道具
- サンドペーパー(耐水ペーパー):#400~#2000
- コンパウンド(研磨剤):粗目・中目・仕上げ用
- ポリッシャー(回転バフ)(電動工具があれば効率アップ)
- ウエス(布):汚れ拭き取りやコンパウンド仕上げ用
- アルミ専用クリーナー(アルミタンクの場合)
- ステンレスクリーナー(ステンレスタンクの場合)
- マスキングテープ(不要な部分にコンパウンドが付かないようにする)
- ゴム手袋(手を保護)
磨きの手順
下準備
- 燃料タンクを洗浄
- 中性洗剤を使って、表面の汚れ・油分・ホコリをしっかり落とす。
- タンクの表面に傷がつかないように、柔らかいスポンジやウエスを使用。
- 洗浄後、乾いたウエスでしっかり拭き取る。
- マスキング
- 磨きたくない部分(ゴム製部品や塗装部分)にマスキングテープを貼る。
研磨作業
- 表面のサンディング
- 目の粗い耐水ペーパー(#400~#800)を使い、タンクの表面を均一に研磨。
- 傷やくすみがひどい場合は#400、軽い汚れなら#800から始める。
- 必ず水をつけながら研磨し、均等に力をかけて磨く。
- 細かい耐水ペーパーで仕上げ
- #1000~#2000の耐水ペーパーで仕上げる。
- より細かいペーパーを使うことで、表面が滑らかになる。
コンパウンドで磨く
- コンパウンド(粗目・中目)を使う
- 粗目コンパウンドを使って、ウエスまたはポリッシャーで磨く。
- ポリッシャーを使う場合は、一定方向に回転させながら均等に磨く。
- 中目コンパウンドに切り替え、さらに光沢を出す。
- 仕上げ(鏡面仕上げ)
- 仕上げ用コンパウンドで最終仕上げをする。
- この工程でピカピカに光るようになる。
保護処理
- ワックスまたはクリーナーで保護
- アルミ製タンクならアルミ専用ワックスを塗布。
- ステンレス製タンクならステンレスクリーナーを使い、酸化防止を行う。
- ウエスで均等に塗り広げ、乾燥後に拭き取る。
仕上がりの確認と注意点
- ムラがないか確認
- 磨き跡がムラになっている場合は、仕上げ用コンパウンドで均一にする。
- 深い傷には無理をしない
- 深い傷を完全に消そうとすると、タンクの厚みが減るため注意。
- 磨きすぎに注意
- 磨きすぎるとタンクの表面が削れすぎてしまうので、適度な回数で仕上げる。
よくある質問(Q&A)
Q1. 手作業とポリッシャー、どちらがいい?
- 手作業は細かい部分の磨きや仕上げに向いている。
- ポリッシャーは広範囲を均一に磨くのに便利。ただし、使い方を誤ると傷がつくため注意。
Q2. どのくらいの頻度で磨くべき?
- 通常は半年~1年に1回程度。
- 長距離運行や汚れが付きやすい環境では、3~6か月ごとのメンテナンスが理想。
Q3. 燃料タンク磨きの後、どうやって長持ちさせる?
- ワックスやクリーナーで保護する。
- 雨の日や泥がついたらすぐ拭く。
- カバーをかける(特に長期間駐車する場合)。
まとめ
- アルミ製タンクは酸化しやすいので定期的な研磨が必要。
- ステンレス製タンクは比較的光沢が長持ちするが、保護メンテナンスは必須。
- 耐水ペーパーとコンパウンドを使い分けることで、ピカピカの仕上がりに。
- ワックスやクリーナーで仕上げると光沢が長持ち。
- 定期的なメンテナンスで美しい外観をキープ!
この手順で磨けば、トラックの燃料タンクが新品同様の輝きを取り戻します。
以上、トラックの燃料タンク磨きについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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